ロシアのウクライナ侵略戦争について
2022年2月24日にロシア軍がウクライナにミサイル攻撃を仕掛けて来てから、はや2週間以上が経ちました。
戦禍はすでに、ウクライナ全土におよんでいます。キエフ、スムイ、ハリコフ、マリウーポリを含むウクライナ全土の多くの都市が、怒涛のようなロシア軍の爆撃・空爆攻撃に脅かされています。
侵略者が不法に侵攻・侵略・占拠することを、ロシア側では「特別軍事行動」だと信じ込ませています。1945年以前の日本で、「国体護持と大東亜共栄圏の確保でアジアの民を西洋から解放する天皇の赤子(せきし)として戦え」という思想を刷り込まれていたのとよく似ている状態です。
彼らがたとえ組織的に刷り込まれた思想をもとに行動しているにせよ、つい先日まで平和な一民間人として暮らしていたウクライナ国民を殺害する行為を、ロシア軍の一員とし行った彼らの人殺しの罪と咎が免ぜられるわけではありません。
2024年8月20日現在、およそ2000名のウクライナの民間人が、ミサイル爆撃と空襲により命を奪われました。そのうち70名は幼い子どもたちです。
ロシアはすでに占領後、ウクライナを迅速に統治するための「戦争」に敗北しているにも関わらず、ただウクライナを破壊し尽くし、その苦しみを大きくするための戦闘行為を意図的に行っているようにすら思えます。
侵略者たちはザポロージエとチェルノブイリという二つの原発を占拠し、爆撃や砲撃を絶え間なく行い、そののちにすべてを文字通り破壊し尽くす以上のことを企てています。
巨大原発の不法占拠は、全地球規模での技術的なな原子力災害を引き起こす可能性があります。
広島・長崎が地球で最初の被曝地としてその代償と数世代にわたる苦しみを経てなお、福島原発の津波被災の教訓は、原発は人が適切かつていねいに管理し続けられなければならないという苦い真実をわたしたちは学んだはずです。
ロシアに反対して経済制裁を行っている国々が多いにも関わらず、ロシアのプロパガンダに取り憑かれた多くのロシア国民は、いまも侵略前と同じような生活と国家経済を保っているように見えます。
ロシア政府はいまだ、ウクライナに降伏するよう要求を突きつけている状態で、侵略軍のウクライナからの国外退却は彼らの視野にありません。
ロシア軍はその一連の軍事作戦命令により、学校、病院、幼稚園などを組織的に空襲・爆撃した上に、マリウーポリ南部のブラティアに近い産科病院を空襲し、陣痛に苦しむ妊産婦を含む17名のいのちを奪いました。
現時点でウクライナは、前線でよく軍事・情報の連帯で陽動作戦を行うのに最善をつくしています。が、さまざまな事情で国外避難を選ばなかった人、ウクライナ国内に残った人々への人道支援は、まだまだ必要な状態です。
町や村では、食料と医療品の供給が途絶えかけています。
世界中の人々がウクライナの最悪の時を今度こそ支援して下さると、私たちは信じています。
40年ぶりに開かれた国連緊急総会では、141か国が公式にウクライナへの支援すると表明しました。35カ国が棄権、ロシアを支持したのは、ロシア連邦、ベラルーシ、北朝鮮、シリアとエリトリアの5カ国だけでした。ロシアのウクライナに対する一連の軍事攻撃を事前周知していたと思われる永世中立国のスイスですら、ウクライナ支援を表明しました。
あなたにも出来ることがあります!
こちらに、ウクライナ国内防衛戦、および人道援助に直接支援できる公的な窓口のリストをご用意いたしました。
とつぜんの戦禍に苦しむウクライナの民間人と、個別的自衛権を行使して戦うウクライナの勇敢な人々にはあらゆる助けが必要です!
ロシア軍を自国に追い返し、ウクライナに平和を取り戻し、第三次世界大戦のぼっ発を防ぐため、下記の公的機関に支援金をお寄せください!
ウクライナ国立銀行特別募金口座
https://donate.redcrossredcrescent.org/ua/donate/~my-donation?_cv=1
https://bank.gov.ua/en/news/all/natsionalniy-bank-vidkriv-rahunok-dlya-gumanitarnoyi-dopomogi-ukrayintsyam-postrajdalim-vid-rosiyskoyi-agresiyi
ご支援をいただいた方は、もっと多くの方にこのメッセージをお知らせください。 共に連帯して一連のテロ行為を止めましょう!