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By Rul D

エグジット・オプティマイザー – FTOで最適なエグジットを探る

エントリーは比較的簡単でも、エグジットで悩む方は結構います。誰でもあせって利益を得ようとしたり、動きが弱いときに待ったり、トレード中に計画を変更したりします。エグジット・オプティマイザーはそれがすべて解決されます。数百件のストップロス、利益確定、トレーリング、同じエントリーで時間ベースによるエグジットの組み合わせをテストし、戦略と銘柄に対して最適な一連のパラメーターを1つ返します。

Exit Optimizer FTO

使用方法は2つあります。

A)フォレックステスターオンラインで手動の戦略を策定してバックテストしたら、トレードのエグジットを最適化する。

B)実際のMT4/MT5/TradingViewNinjaTrader履歴をインポートし、どのエグジットが実際のトレードに最も効果的だったのか確認する。

この記事では、両方のメソッドについて後ほど説明します。

いずれの場合、確かな数値が得られます(プロフィットファクター、期待値、勝率、真の値幅の平均)。安定した数値を採用して、安定しない数値は無視します。良質なシグナルを得るには、30件以上のトレードを行うことが目安ですが、件数が増えれば質がさらに上がります。1〜3ヶ月ごとにまたは市場状況が変化したときに最適化データを更新します。これはあくまでも意思決定の判断材料であって、結果を予想するものではありません。感情によるエグジットを解消して、今後のトレードに適用できる簡単で反復可能なルールを活用しましょう。

 

エグジット問題 – エグジットがエントリーとは異なる点

ほとんどのトレーダーは明確なエントリーポイントを特定できます。ただし、エグジット次第で損失を伴います。

トレーダーがサポートによって転換線・基準線で米ドル・日本円の買い注文を実行することを想定しましょう。エントリーは簡単ですが、難しいのはエグジットです。

  • 1日目40ピップのストップロスと80ピップの利益確定(2R)を設定します。価格は+60を推移して+25に下落し、1時間後に80ピップで利益確定。利益確保!
  • 2日目 – 同じ設定を繰り返します。価格が+35を超えて下落したら、反転します。最初+35だった動きが+5を推移して、なかなかエグジットしません。最終的には-40でストップします。ミス1つで昨日の利益が半減する結果に。
  • 3日目1 × ATRトレーリングストップを試したとします。価格は+50を推移して−18に下落し、トレーリングストップを途中解除したら+120を推移します。「リスク回避策」を取ったつもりかも知れませんが、利益の大チャンスを逃してしまいました。
  • 4日目 – 不安感が高まります。最初の+20ピップをスキャルピングして早期にエグジットします。価格は+90を推移し続けます。良いエントリーだったのに、また残念なエグジット。

ここでは、同じシグナルと4通りの結果があります。相違点はエントリー(おわかりのように)ではなく、エグジットのロジックとルールです。

ルールがなければ、エグジットはトレーダーの感情に影響されます。高値で欲望に駆られ、反転時に不安になり、赤バーが伸びると希望を抱きます。何度も経験することがポイントではありません。銘柄と状況に合った実証された1つのエグジットモデルを採用して使い続けることです。実際の資金をかける前に、エグジット・オプティマイザーはまさにそれを探ります。

 

エグジット・オプティマイザー?

エグジット・オプティマイザーは、「エグジットのタイミング」のみを特定するツールです。

フォレックステスターオンラインで完了したバックテストデータを読み込んで、エントリー(方向、エントリー時間、エントリー価格)だけを保持します。元のエグジットデータは読み込まれません。各トレードを同じ履歴価格のパスで再生し、すべてのトレードに簡単なエグジットモデルを1つ適用します。つまり、固定したストップロス利益確定が設定されたブラケットエグジットと、時間ストップとして最大ホールド期間を利用できます。

exit optimizer menu

FTO Analytics – Exit Optimizer

各トレードでシミュレーションされるものは次の通りです。

  • 「ストップロス」スライダーはエントリーからストップロスの距離を設定します(読み込んだすべてのトレードデータに同じルールが適用される)。
  • 「利益確定」スライダーはエントリーから利益確定の距離を設定します。
  • 「最大ホールド期間」スライダーはトレードの継続する期間を設定します(バーやローソク足の単位で)。

適用されるルールは厳格で条件に基づきます。価格が先に利益確定に達すると、トレードは利益確定でクローズします。価格が先にストップロスに達すると、トレードはストップロスでクローズします。どちらの条件とも満たされずにホールド時間が切れた場合、ポジションは指定されたバーで強制終了されます。

手動のエグジットテストに成果がない理由

手動トレーダーは「エグジット検証」をムダに手間が多い方法で行う傾向があります。ストップ条件やターゲットを変更して、この手順を何度も繰り返します。設定したルールが何度も変わることが問題です。

現実的でシンプルにまとめましょう。

次の条件でのテストを想定します。

  • ストップロス – 5段階で10〜50ピップ = 9オプション
  • 利益確定 – 10段階で10〜100ピップ = 10オプション
  • 最大ホールド時間 – 10段階で10〜100ローソク足 = 10オプション

つまり、900通りの組み合わせがあります(9 x 10 x 10)。

選択を絞っても、500通り以上の組み合わせを利用できます。

スライダーを調節すると、フォレックステスターオンラインはトレードリスト全体を再計算して主要統計(純利益やその他のコアメトリクスなど)を更新するため、ストップロスを絞ったり、利益確定を広げたり、ホールド時間を変更したりした際、結果がどのように変化するか確認できます。
各スライダーのグレーマーカーには、選択した利益確定に対してオプティマイザーが見つけた「最適」な数値が表示されます(デフォルトでは、利益確定はこのエントリーセットに対して最高純利益を生む組み合わせに設定されます)。

 

ピップとポイント – 使い分けよう

これはよくあるMT4/MT5の落とし穴です。いずれかの単位でエグジットを設定しても、プラットフォームでは別の単位で表示されます。この場合、ストップロスまたは利益確定が予想の10倍または1/10になります。

ピップはトレーダーたちがブログなどで指す標準の「価格単位」で、通貨の1/100です。
ポイントはMT4/MT5が注文ウィンドウ(多くのスクリプトでも使用される)でよく使用する小さめの単位です。

EUR-USDなど、ほどんどの5桁の通貨ペア(例:1.08652)

1ピップ = 0.00010
1ポイント = 0.00001

そのため、1ピップ = 10ポイント

USD-JPYなど、日本円を含む通貨ペア(例:148.352)

1ピップ = 0.01
1ポイント = 0.001

同様に、1ピップ = 10ポイント

例(EUR-USD)
エグジット・オプティマイザーが20ピップのストップロスを推奨する場合、MT4式のポイント表示では200ポイントを指します。

例(USD-JPY)
エグジット・オプティマイザーが25ピップのストップロスを推奨する場合、上記の例と同様に250ポイントを指します。

 

使用例1 – 一目均衡表による戦略の策定(新戦略)

一目均衡表に基づいて、USD-JPYに簡単なエントリールールを策定することを想定します。

  • エントリー基準 – 転換線・基準線は雲の方向へ交差する
  • フィルター – 価格は買いポジションで雲を上回って、売りポジションで雲を下回る
  • まだ良いエグジットがない。勘に頼って「良いと思ったときにクローズ」するか、「緑バーのときに利益確定」

このような発想が手動トレードを損ねかねません。エントリーは何度も繰り返せても、エグジットは感情や心理状況によって実行されます。

FTOでの手順

FTOでの手順

  1. USD-JPYのプロジェクトを作成して固定した日付範囲(少なくとも数年分)を読み込みます。
  2. チャートに一目均衡表を適用します。
  3. 毎回同じエントリールールで市場の再生を実行し、50件以上の手動エントリーデータを取ります。地道かも知れませんが、同じルールと同じ行動を適用します。
  4. 実際のサンプルができたら、「統計」を開いて下にスクロールし、「エグジット最適化」に進みます。
  5. エグジット・オプティマイザーを実行し、このエントリーロジックに最適なストップロス・利益確定・最大ホールド時間の組み合わせを求めます。

exit optimizer stats

「ビフォア」と「アフター」の比較

  • ビフォア – ランダムなエグジット、早期の利益確定、遅いストップ、一貫性のないホールド時間。つまり、エクイティカーブがあやふやです。
  • アフター – エグジットに明確なルールがあります。履歴データに基づくエントリーの傾向に適した一定のストップロス・利益確定・ホールド時間が得られます。 

一目均衡表に基づく同じエントリーでもエグジットが異なる理由

それでは、EUR-JPYで同じプロセスを繰り返しましょう。最適な数値が異なることがわかります。これは戦略が「変更された」ためではなく、通貨ペアの動きが前回とは異なるからです(スプレッド、ボラティリティ、平均スイング幅、トレンドの滑らかさ)。同じ一目均衡表ルールが適用されても、市場の特性が異なります。エグジット・オプティマイザーはその現実を数値で表します。

使用例2 – 実際のトレードデータのインポートと分析(MT4/MT5トレーダー向け)

実際にトレードしている方にとっては価値の高いメソッドです。

この場面はトレードで経験することがよくあります。
「MT4で半年もトレードしたことがある。エントリーはいいんだけど、あまり利益が得られない。利益確定やクローズするタイミングに悩んでいる」

お持ちのトレード履歴があれば、エグジット・オプティマイザーはこの悩みを解決できます。

ワークフローの手順

ワークフローの手順

  1. MT4MT5トレード履歴(取引明細書やレポート)をエクスポートします。TradingViewまたはNinjaTraderからエクスポートすることもできます。
  2. 実行されたトレードを含むプロジェクトとしてFTOにインポートします。
  3. 統計」を開き、下にスクロールして エグジット最適化 を表示します。

この仕組みは至ってシンプルです。エントリーのタイムスタンプと方向を保持し、多くのストップロス・利益確定・ホールド時間で「エグジットの一貫性」をテストします。

結果を読む方法

表示されるもの

  • エントリーにより良い結果をもたらすエグジット設定
  • ホールド時間が長すぎたことで発生した損失
  • 利益確定が小さすぎるかどうか(小さな利益、大きな損失)
  • ストップ幅が広すぎるか、狭すぎるか 

比較するもの

  • あなたが実行した内容
  • 最適化されたエグジットルールが推奨する内容

ゼロからやり直す必要はありません。既存の取引履歴がトレーニングデータになります。次のステップが明確になります。つまり、スタイルに適したストップロス・利益確定・ホールド時間が提示されます。これを次の30〜50件のトレードに適用したら、もう一度確認します。

結果の解釈 – エグジット・オプティマイザーの出力データを読む方法

エグジット・オプティマイザーは、詠み込んだトレードデータに対して最適なストップロス・利益確定、最大ホールド時間を提示します。まずサンプルの規模を確認します(トレード件数に基づく)。30トレード未満の場合、ルールではなく、パターンの参考として捉えてください。

通常、良い結果は前後する設定範囲で安定し、激しい動きは一切ありません。些細なスライダー変更によって結果が180°変わる場合、曲線に当てはめた動きを表します。

その他の統計も忘れずに確認しましょう。高度な分析では、エグジットの最適化以外に多様な情報が得られます。トレードスタイルや心理状況に関するカスタマイズされたアドバイスなどが提供されます。

取引分析

 

ベスト・プラクティス

  • 一貫したエントリーで開始します。エントリールールを毎週変更する場合、エグジット・オプティマイザーはその誤差やばらつきを最適化します。ムダなデータは排除されます。
  • セットアップごとにできるだけ30〜100件のトレードデータを読み込みます。データが少なければ結果の精度が下がります。
  • 必ずサンプル以外のデータも読み込んで結果を確認してください。異なる日付の範囲とアセットにも試して、メニューを使用して結果を切り替えます。異なる条件でエグジットを最適化すると意外な結果を得ることもあります。
  • 調整する場合は一度に1つの数値だけ変更し、変更した内容とその理由をメモしてください。そうしない場合、何が実際に効果的だったかわからなくなります。
  • 段階に分けて実践します(デモ -> 小規模 -> 大規模)。新しいシステムとして扱ってください。
  • プロップルールでトレードする場合、まず毎日と全体のドローダウンキャップを設定し、制限内でエグジットを最適化します。

 

結論

ほとんどの手動トレーダーはエグジットで損失を経験します。その原因はエントリーの甘さではなく、ストップロス、利益確定、ホールド時間がタイミング的にランダムな傾向が多いからです。エグジット・オプティマイザーは実際のエントリー(FTOバックテストやインポートしたMT4/MT5履歴)を参考にし、数千件に及ぶエグジットの組み合わせることでその問題を解決します。ストップロス、利益確定、最大ホールド時間の明確なセットを1つ取得し、それに従って数ヶ月後ごとに更新できます。

研究ツールのように使用できます。安定したエントリーを決めて多数のトレードに実行し、まったく別な期間と通貨ペアで検証します。得た結果をデモに適用したら、小規模に使用します。

ただし、未来を予想できないため、このツールだけに頼って期待を膨らませないでください。読み込むトレード内容からのみ学習します。エントリーに一貫性がないか、サンプルが小さすぎる場合、最適な結果を得ても精度に期待できません。市場も変化するため、最適化されたエグジット情報を定期的に更新する必要があります。

免責事項

トレードにはリスクを伴います。この記事で紹介するインジケーターはあくまでも説明のために使用されており、資金運用に関するアドバイスではありません。過去の実績は今後の結果を保証するものではありません。資金をかける前に必ず戦略をテストしてください。

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